環境

jmeter実行環境はDocker上に構築していますが、GUIでの操作が中心なので、手順は基本同じかと思います

  • Debian 10
  • JMeter 5.2.1

準備

デバッグサンプラーについては必須ではないですが、あったほうが確認しやすいです

FOO=barっていう環境変数をjmeter内で使用する例です

1
2
3
4
5
6
7
8
// docker-compose.yml(※environmentの所だけ抜粋)
version: "3.7"

services:
jmeter:
(中略)
environment:
- FOO=bar
  • jmeterをGUIで実行 docker-compose run --rm -e DISPLAY=$DISPLAY jmeter jmeter
  • [テスト計画] → [追加] → [Threads] → [スレッドグループ]
  • [スレッドグループ] → [追加] → [サンプラー] → [Debug Sampler]
  • [スレッドグループ] → [追加] → [サンプラー] → [リスナー] → [結果をツリーで表示]
  • [スレッドグループ] → [追加] → [設定エレメント] → [ユーザ定義変数]

まずこの時点でテストを実行し、Debug SamplerにFOOが含まれない事を確認します

001

環境変数を取得

例えば、hogeというユーザ定義変数に FOOの値を取得してセットします

  • [ユーザ定義変数]の右ペインの[追加]を押す
  • 名前: hogeを入力 (任意)
  • 値: ${__BeanShell( System.getenv("FOO") )}を入力 ←※勘所

この時点でテストを実行すると、Debug Samplerにhogeが含まれていて、取得した環境変数 FOOの値、barがセットされているのが確認できます

002

補足: ユーザ定義変数の使い方

その後、取得したユーザ定義変数は、 ${変数名}でjmeter内で使用出来ます(例えば以下のように、適当なHTTPリクエストを作って確認)

003
004