以前にも、ラズパイのSSH設定関係の記事をいくつか書いていますが、
- RaspberryPI4にRaspbianを入れてモニタ無しでSSHするメモ | 7me
- Debian10でraspberrypi.localが名前解決出来ずにRaspberryPI ZeroにSSH接続出来ない時のメモ | 7me
- Raspberry PIにDocker入れてよしなにする | 7me
久しぶりにやったら、もうちょいスムーズに設定がすむようなので、今一度手順をまとめてます
環境
今回はZero W使用ですが、busterのRaspbianではどれも同じなんじゃないかと思います(確か、PI3も同じ方法でやったかと)
- Raspbian Lite (buster)
- Raspberry PI Zero W
- Windows 10 → 作業用の環境
SDカードを初期化してRaspbianを入れる
インストール手順は割愛します。こっちの記事に書いてある事と同じです
Windows: SDカードを挿してエクスプローラなりで開く
SDカードを挿すと、 boot
というデバイス名で認識されると思います。とりあえずそこにアクセス出来てファイルが見えればOKです。以降、Windowsでの作業はここで行います
Windows: ssh
というファイルを作る
WSLとか入ってる場合は touch ssh
で。エクスプローラからは、新規テキストドキュメントとかを作成して、 ssh
というファイル名にリネーム。拡張子の .txt
は不要です
Windows: wpa_supplicant.conf
というファイルを作る
次に、 wpa_supplicant.conf
という名前のファイルを作成し、中身をこんな感じに編集します。 WiFiルータのSSID
の部分と、 WiFiルータのパスフレーズ
の部分は、ご自身の環境の物を入力して下さい
1 | country=JP |
以上が出来たら、保存してSDカードを抜きます
SDカードを挿して起動
ラズパイにSDカードを挿して起動します。この時、すでに複数のラズパイが無線LAN環境に繋がっている場合は、ホスト名がバッティングしてSSHがうまく起動しない場合があります
記事が長くなって見づらくなるため、これに該当する場合の対処法は別の記事にまとめています → こちら
うまくSSHサーバが起動していれば、raspberrypi.local
にSSH接続すると繋がります。ユーザは、pi
、パスワードは raspberry
、ホストは、 raspberrypi.local
です
1 | // 接続先IPが間違いないか確認 |
PI: パスワードを変更しておく
とりあえずパスワード変えましょう
1 | $ sudo passwd pi |
PI: ホスト名を変更しておく
今後、2台目以降のラズパイを購入する予定があったりする場合は、ホスト名を設定しておくと、前述のようなホスト名のバッティングを回避できます。特に買う予定がなくても、とりあえず設定しておくと無難です
sudo raspi-config
を実行System Options
の中あたりに、Host Name
という項目があると思います。(たまに違う場所にあったりするので探して下さい)- 任意のホスト名を入力します。例えば今回は、PI Zero Wなので、
pi0
と入力してFinish
→ 再起動するか聞かれるのでYes
以上で、これ以降は pi0.local
というホスト名で名前解決が出来るようになります
1 | // 名前解決出来ているか確認 |